以上、提案いたしました
議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
23
◯議長(
菱沼和幸君) 以上で
説明は終わりました。
これより
質疑を行います。
質疑は
挙手によりこれを許します。
なお、
質疑を行う
議員におかれましては、
質疑の前に
一括方式と一問一答方式のいずれを選択するか、あらかじめ発言願います。
質疑はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
24
◯議長(
菱沼和幸君) ないようですので、以上で
質疑を終結いたします。
この際、お諮りいたします。本案については、
会議規則第35条第3項の
規定により
委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
25
◯議長(
菱沼和幸君) ご
異議なしと認め、さよう決しました。
これより
討論に入ります。
討論は
挙手よりこれを許します。
なお、
討論は原案に
反対の
討論から始め、
賛成討論、
反対討論と交互に行います。
初めに、
反対の
討論はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
26
◯議長(
菱沼和幸君) 次に、
賛成の
討論はございませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
27
◯議長(
菱沼和幸君) ないようですので、以上で
討論を終結いたします。
これより
採決に入ります。
議案第53号・
令和4年度
石岡市
一般会計補正予算(第6号)を
採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
28
◯議長(
菱沼和幸君) ご
異議なしと認め、さよう決しました。
──────────────────────
日程第6
議案第54号ないし
議案第81号
29
◯議長(
菱沼和幸君) 次に、
日程第6、
議案第54号・
令和4年度
石岡市
一般会計補正予算(第7号)ないし
議案第81号・
令和4年度
石岡市
一般会計補正予算(第8号)の計28件を一括して
議題といたします。
直ちに
提出者から
提案理由の
説明を求めます。
市長・
谷島君。
〔
市長・
谷島洋司君登壇〕
30
◯市長(
谷島洋司君)
議案第54号・
令和4年度
石岡市
一般会計補正予算(第7号)ないし
議案第81号・
令和4年度
石岡市
一般会計補正予算(第8号)の計28件につきましてご
説明申し上げます。
今回の
補正予算は、
歳入歳出予算の
総額から
歳入歳出それぞれ1億7,325万7,000円を減額し、
補正後の
歳入歳出予算総額をそれぞれ361億2,426万3,000円とするものでございます。
補正予算の編成に当たりましては、国、県の
補助事業に対応する
経費、
緊急性の高い
事業に対応する
経費、また
定期人事異動等に伴う
人件費の
補正を基本的な
考え方としております。
財源といたしましては、
分担金及び
負担金474万1,000円、
県支出金1,650万4,000円を増額し、
国庫支出金7,922万2,000円、繰入金9,137万3,000円、諸収入1,320万7,000円及び市債1,070万円を減額するものでございます。
補正予算の概要につきましては、第1表の
歳入歳出予算補正のとおりでございます。
債務負担行為の
補正につきましては、
平和大使派遣業務委託料のほか6件で、第2表のとおりでございます。
地方債補正につきましては、
海洋センター長寿命化改修事業の1件で、第3表のとおりでございます。
補正事項の主な内容を申し上げます。
最初に、
総務費の
過誤納還付金2,517万8,000円でございます。
令和3年度の
事業費確定に伴う
国庫支出金を精算するための
経費を計上するものでございます。
次に、
民生費の
保育支援関係経費8,265万1,000円の減額でございます。
市内民間保育園等が行う
施設整備事業に対する
補助金につきまして
事業者側の
計画変更等に伴い減額するものでございます。
次に、
商工費の
フラワーパーク管理運営費2,670万6,000円でございます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により収入が減少した
いばらきフラワーパークの
指定管理者に対し、
運営安定化のための
支援金を給付するための
経費、
駐車場を新たに整備するための
測量委託料及び
不動産鑑定委託料等を計上するものでございます。
次に、
土木費の
道路維持経費474万1,000円でございます。
栄松地内の
市道の
補修工事に係る
経費を計上するものでございます。
次に、同じく
土木費の
地域交通対策事業160万4,000円でございます。
グリーンスローモビリティ運行事業につきまして車両を増車するための
経費を増額するものでございます。
次に、同じく
土木費の
公共下水道費の
特別会計繰出金4,328万円の減額でございます。
公共下水道事業会計予算の
財源補正等に伴い
下水道事業補助金を減額し、
下水道事業負担金を増額するものでございます。
次に、
人件費補正につきましては
令和4年4月の
人事異動等に伴うものでございまして、
職員等人件費を3,679万2,000円減額するものでございます。
次に、
議案第55号・
令和4年度
石岡市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、今回の
補正予算は、
事業勘定の
歳入歳出予算の
総額からそれぞれ424万5,000円を減額し、
補正後の
歳入歳出予算総額をそれぞれ76億6,458万3,000円とするものでございます。
補正予算の内訳は、
令和4年4月の
人事異動等に伴い、
職員等人件費を減額するものでございます。
次に、
議案第56号・
令和4年度
石岡市介護保険特別会計
補正予算(第1号)、今回の
補正予算は、
事業勘定の
歳入歳出予算の
総額にそれぞれ3億8,160万,1,000円を追加し、
補正後の
歳入歳出予算総額をそれぞれ84億7,018万1,000円とするものでございます。
補正予算の内訳は、
令和3年度の
事業費確定等に伴う基金積立金及び国県
負担金等返還金の増額等でございます。また、
令和4年4月の
人事異動等に伴い、
職員等人件費を減額するものでございます。
次に、
議案第57号・
令和4年度
石岡市水道
事業会計
補正予算(第1号)、今回の
補正予算は、収益的支出を127万5,000円増額するものでございます。
補正予算の内訳は、
令和4年4月の
人事異動等に伴う
職員等人件費の増額でございます。
次に、
議案第58号・
令和4年度
石岡市公共下水道
事業会計
補正予算(第1号)、今回の
補正予算は、収益的支出を320万3,000円、資本的支出を1,471万7,000円、合計1,792万円を増額するものでございます。
補正予算の内訳は、機械器具修繕費の増額及び入札差金の減額等を行うものでございます。また、
令和4年4月の
人事異動等に伴い、
職員等人件費を減額するものでございます。
次に、
議案第59号・
令和4年度
石岡市農業集落排水
事業会計
補正予算(第1号)、今回の
補正予算は、収益的支出を449万6,000円減額、資本的支出を451万7,000円増額するもので、差引き合計2万1,000円増額するものでございます。
補正予算の内訳は、機械器具修繕費の増額及び入札差金を減額するものでございます。また、
令和4年4月の
人事異動等に伴い
職員等人件費を減額するものでございます。
次に、
議案第60号ないし
議案第66号について、
本件はいずれも
令和3年度各会計の
歳入歳出決算の認定
議案でございます。
議案第60号・
令和3年度
石岡市
一般会計歳入歳出決算認定について、以下、
石岡市国民健康保険特別会計
歳入歳出決算、
石岡市
駐車場特別会計
歳入歳出決算、
石岡市霊園
事業特別会計
歳入歳出決算、
石岡市介護保険特別会計
歳入歳出決算、
石岡市介護サービス
事業特別会計
歳入歳出決算、
石岡市後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算でございます。
それぞれの決算につきましては、過日
監査委員の
審査をいただきましたので、
地方自治法第233条第3項の
規定により
監査委員の
審査意見書を添えて議会の認定に付するものでございます。
次に、
議案第67号・
令和3年度
石岡市水道
事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について、
本件は、地方公営企業法第32条第2項の
規定に基づき、
令和3年度
石岡市水道
事業会計未処分利益剰余金1億4,581万8,862円のうち3,733万9,900円を自己資本金に組み入れ、残余を繰り越すことについて議会の議決を求め、併せて同法第30条第4項の
規定に基づき、
令和3年度
石岡市水道
事業会計決算を、
監査委員の
審査意見書を添えて議会の認定を求めるものでございます。
次に、
議案第68号・
令和3年度
石岡市公共下水道
事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について、
本件は、地方公営企業法第32条第2項の
規定に基づき、
令和3年度
石岡市公共下水道
事業会計未処分利益剰余金7億6,333万1,277円のうち1億8,855万5,523円を減債積立金に積み立て、残余を繰り越すことについて議会の議決を求め、併せて同法第30条第4項の
規定に基づき、
令和3年度
石岡市公共下水道
事業会計決算を、
監査委員の
審査意見書を添えて議会の認定を求めるものでございます。
次に、
議案第69号・
令和3年度
石岡市農業集落排水
事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算認定について、
本件は、地方公営企業法第32条第2項の
規定に基づき、
令和3年度
石岡市農業集落排水
事業会計未処分利益剰余金1億9,993万5,838円のうち6,022万3,179円を減債積立金に積み立て、残余を繰り越すことについて議会の議決を求め、併せて同法第30条第4項の
規定に基づき、
令和3年度
石岡市農業集落排水
事業会計決算を、
監査委員の
審査意見書を添えて議会の認定を求めるものでございます。
なお、
令和3年度各会計決算に関しまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の
規定による健全化判断比率及び資金不足比率について、過日
監査委員の
審査をいただきましたので、
審査意見書を添えて
報告いたします。
最初に、健全化判断比率でございますが、実質赤字比率及び連結実質赤字比率はともに黒字でございまして赤字比率は出ておりません。
実質公債費比率は7.1%、将来負担比率は15.2%となってございます。いずれの比率も早期健全化基準を下回っております。
次に、資金不足比率でございますが、水道
事業、公共下水道
事業、農業集落排水
事業のいずれも収支決算が黒字でございまして資金不足比率は出ておりません。
次に、
議案第70号・
石岡市議
会議員及び
石岡市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、これに準じて市議
会議員及び
市長の選挙における選挙運動の公費負担額を改正するため、
地方自治法第96条第1項第1号の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第71号・
石岡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて、本案は、妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のための措置に係る人事院規則等の改正に伴い、これに準じて本市職員の育児休業等の取得要件等について所要の改正を行うため、
地方自治法第96条第1項第1号の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第72号・工事請負契約の締結について、本案は、
令和4年7月25日に条件付一般競争入札に付したR4・R5南小学校校舎長寿命化改良建築工事につきまして、常盤・双葉特定建設工事共同企業体と6億3,690万円の工事請負契約を締結するため、
石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第73号・工事請負契約の締結について、本案は、
令和4年7月25日に条件付一般競争入札に付したR4・R5南小学校校舎長寿命化改良電気設備工事につきまして、トミデン・狩谷特定建設工事共同企業体と1億9,459万円の工事請負契約を締結するため、
石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第74号・工事請負契約の締結について、本案は、
令和4年7月25日に条件付一般競争入札に付したR4・R5南小学校校舎長寿命化改良機械設備工事につきまして、川村・キンダイ特定建設工事共同企業体と1億5,884万円の工事請負契約を締結するため、
石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第75号・工事請負契約の締結について、本案は、
令和4年7月25日に条件付一般競争入札に付したR4・R5南小学校屋内運動場長寿命化改良工事につきまして、株式会社アレスコと1億4,168万円の工事請負契約を締結するため、
石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第76号・備品購入契約の締結について、本案は、
令和4年8月5日に条件付一般競争入札に付した
令和4年度消防団消防ポンプ自動車購入(第8分団・第24分団更新)につきまして、落札者である株式会社モリタ東京支店と3,956万1,500円の購入契約を締結するため、
石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第77号・
石岡市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定についての一部変更について、本案は、
石岡市の特定の事務を取り扱う郵便局に指定した瓦会郵便局の取扱事務の範囲を一部変更するため、議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第78号・
石岡市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定についての一部変更について、本案は、
石岡市の特定の事務を取り扱う郵便局に指定した高浜郵便局の取扱事務の範囲を一部変更するため、議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第79号・
市道の認定について、本案は、県道整備
事業により整備する道路を新たに
市道として認定するため、道路法第8条第2項の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第80号・
市道の変更について、本案は、県道整備
事業に伴い
市道の区域を一部変更するため、道路法第10条第3項の
規定により議会の議決を求めるものでございます。
次に、
議案第81号・
令和4年度
石岡市
一般会計補正予算(第8号)、今回の
補正予算は、
歳入歳出予算の
総額に
歳入歳出それぞれ4,384万6,000円を追加し、
補正後の
歳入歳出予算総額をそれぞれ361億6,810万9,000円とするものでございます。
補正予算の編成に当たりましては、複合文化
施設整備事業に係る
予算について計上いたしたものでございます。
財源といたしましては、繰越金4,384万6,000円を増額するものでございます。
補正予算の概要につきましては、第1表の
歳入歳出予算補正のとおりでございます。
補正事項の主な内容を申し上げます。
総務費の複合文化
施設整備事業4,384万6,000円でございます。複合文化施設建設候補地について
測量委託料等の調査費用を計上するものでございます。
以上、提案いたしました各
議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして
提案理由の
説明を終わります。
31
◯議長(
菱沼和幸君) 以上で
説明は終わりました。
次に、
監査委員から、
令和3年度
石岡市各会計決算について、
審査の
経過並びに結果の
報告を求めます。
代表
監査委員・出澤君。
〔代表
監査委員・出澤純夫君登壇〕
32 ◯代表
監査委員(出澤純夫君) 改めまして、おはようございます。
石岡市代表
監査委員の出澤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、過日、
市長より
審査に付されました
令和3年度
石岡市
一般会計及び特別会計
歳入歳出決算並びに基金の運用状況に関する調書、水道
事業会計決算、公共下水道
事業会計決算、農業集落排水
事業会計決算、健全化判断比率及び資金不足比率について
審査を行いましたので、
監査委員を代表いたしましてご
報告申し上げます。
まず初めに、
一般会計及び特別会計における
歳入歳出決算等について意見を述べさせていただきます。
審査に当たりましては、
歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支及び財産に関する調書、関係諸帳簿、証拠書類などにより収入支出の照合を行うとともに、計数の正確性、支出の適法性、
予算の執行状況などについて、関係職員の
説明を求めながら総括的に
審査を実施したものであります。その結果、
一般会計及び特別会計の
歳入歳出決算並びに政令で定める書類、基金の運用状況に関する調書はいずれも関係法令の
規定に従って作成され、その計数は正確であり、適正に処理されていることが認められました。
令和3年度
一般会計歳入歳出決算の大きな特徴として、
令和2年度に
新型コロナウイルス感染症緊急対策とする特別定額給付金
事業により支出済額が約74億円あったことなどから、
令和3年度の歳出額は前年度比約79億円の減少となっており、
新型コロナウイルス感染症が発生する以前と比較すると若干の増加傾向はあるものの、ほぼ同規模に戻ってきていると見ることができます。
特別会計については、
歳入歳出ともに大きな変化はありませんでした。
令和3年度の我が国経済は、長引く
新型コロナウイルス感染症の下にありましたが、厳しい状況は徐々に緩和されており、持ち直しの動きが見られ始めていました。ただし、今後においては
新型コロナウイルス感染症による内外経済の影響、供給面での制約や原材料価格の動向による下振れリスクやウクライナ情勢等を受けてのエネルギー資源や食料などの供給不足や価格上昇による影響についても注視していく必要があります。
当市においても歳入面では歳入
総額の大幅な伸びは期待できず、歳出面では少子高齢化の進行による社会保障関係費の増加や社会インフラの老朽化に伴う維持管理費や更新費用の増大、激甚化、頻発化している災害対策など、様々な課題への対応が求められており、財政状況が厳しさを増しております。
そのような中、今後はウイズコロナに向けた新しい生活様式を見据えた住民サービスや
事業及び組織の在り方を検討しつつ、限られた最小の財源で最大の効果を発揮できるよう創意工夫を凝らし、より効果的かつ効率的な
予算執行に努めていただくとともに、市民福祉の向上を図るため市民ニーズを的確に把握し、施策
事業の計画的な推進により当市が持続的に発展していくことを期待するところでございます。
なお、次の3つの事項につきましては、今後とも重点的に努力されることを望むものであります。
1つ目として、市税等の収入未済額については、貴重な自主財源の確保と負担の公平性、公正性を確保するため、引き続き効果的かつ効率的な収納対策に取り組み、より一層の収入確保に努めますようお願いをいたします。
特に現年度分の収納対策を重点的に強化するなど、滞納初期の適切な対応に努め、新たな収入未済額の発生防止に取り組むとともに、過年度滞納繰越分については時効中断の手続や個別訪問徴収を行うなど収納率向上に取り組むようお願いいたします。
なお、
貸付金等に係る償還金などの債権については、債権管理のより一層の適正化に努めますようお願いをいたします。
2つ目として、繰越
事業については
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、特に
土木費においては昨年度に続き繰越明許費が事故繰越しになるなど、常態化傾向が見受けられました。
予算の繰越しについては、国の財政措置等によりやむを得ない
事業を除き、あくまでも例外的措置であることを再度認識するようお願いいたします。
繰越
事業費は翌年度の事務
事業の増加や執行計画に影響を及ぼすことからも、年度当初からの計画的かつ着実な事務執行により繰越
事業費の縮減に努めますようお願いいたします。
3つ目として、公有財産及び物品は市が所有する大切な財産である等の観点から非常に重要でありますので、今後においても公有財産及び物品の管理状況等を適宜把握の上、適正な管理に努められるようお願いいたします。
その他要望事項等につきましては、お手元のタブレットにアップされております決算
審査意見書の39ページから40ページに記載されておりますので、後ほどご覧おき願います。
続きまして、
石岡市公営企業会計決算について意見を申し上げます。
審査に当たりましては、水道
事業会計、公共下水道
事業会計、農業集落排水
事業会計の決算
報告書及び財務諸表、決算附属明細書などについて、関係諸帳簿などにより照合を行うとともに、計数の正確性や
予算の執行状況、
事業の経営管理などについて、担当職員の
説明を求めながら総合的に
審査を行いました。その結果、各
事業会計決算書類及び附属明細書等はいずれも関係法令に沿って作成されており、その計数は会計諸帳簿及び証拠書類と符合し、正確であることを確認いたしました。
まず、水道
事業会計についてでありますが、今後の水道
事業を展望すると、少子高齢化社会を迎え、当市の人口は緩やかに減少していくものと推測されており、また、市民、企業の節水意識の高まりといった社会情勢の変化からも水道料金収入の大幅な増加は期待できない状況にあります。
さらに、高度経済成長期に整備された配水管や施設等の老朽化が進行し、更新時期を迎え、老朽化及び耐震化に伴う改修工事などへの更新投資の増加が見込まれていることから、水道
事業を取り巻く環境は一層厳しい状況になっていくものと考えられます。
このようなことから、
石岡市水道
事業中長期基本計画に基づいた災害に強く、安全安心な水の安定供給の持続のため、持続的な
事業運営のための危機管理、組織体制の強化、計画的な施設の更新や長寿命化、耐震化対策の実施による安定的な給水体制の確立、経営基盤、組織体制の強化による安定かつ健全な
事業の維持などに取り組み、今後とも安全で安心な水の安定供給に努めるよう強く望むものでございます。また、
令和4年2月に茨城県水道ビジョンが策定されたことから、市と県の計画に基づき
事業の最適化を図られるようお願いをいたします。
なお、次の事項につきましては、今後とも重点的に努力されることを望むものであります。
まず、1つ目として、上水道は市民生活に欠くことのできない特に重要なライフラインでありますから、安全で良質な水を安定的に供給するために、給配水施設の計画的な更新と維持管理の適正化を図り、自己水源の確保に努めるようお願いをいたします。
また、近年激甚化、頻発化している災害時などにおいても、安定した水の供給体制を確立するため、引き続き湖北水道企業団と県西広域水道用水
事業との連携・協力を図られるようお願いいたします。
2つ目として、長年にわたり水道
事業の経営課題となっている有収率については77.0%で、前年度と比較して0.8ポイント悪化し、
令和2年度県内水道
事業の平均有収率88.0%を依然として大きく下回っております。引き続き漏水の調査の徹底と計画的かつ効果的な漏水対策に取り組むことで有収率の改善に努められるようお願いをいたします。
その他の要望事項等につきましては、タブレットにアップされております
令和3年度
石岡市公営企業会計決算
審査意見書の13ページに記載しておりますので、後ほどご覧おき願います。
次に、公共下水道
事業会計、農業集落排水
事業会計でございますが、当年度は地方公営企業法の一部を適用し、企業会計に移行して2年目となりますことから、昨年度との比較が可能となっております。
業務状況等については、今後の下水道
事業、農業集落排水
事業を展望すると、少子高齢化や節水意識の高まりにより水道使用量の減少が見込まれることから、連動して下水道料金収入に関しても大幅な増加は期待できない状況にあります。さらに管渠の老朽化対策など、新たな課題への対応が見込まれることから、汚水処理に係る両
事業を取り巻く環境は一層厳しい状況になっていくものと考えられます。
このようなことから、今後の経営については事務
事業の見直しなどにより一層の業務効率化に努めるとともに、汚水処理施設を最も効率的に配置して整備や維持管理を進めるための整備構想である生活排水ベストプランや各
事業の経営戦略に基づき、
事業の最適化を図られるようお願いいたします。
また、下水道
事業及び農業集落排水
事業ともに営業利益は赤字計上であり、特に下水道
事業においては7億円強の赤字で、減価償却という構造的な問題から営業利益を大幅に改善することは不可能であり、営業外利益に計上することになる
一般会計からの繰入金11億円強によって経常利益、当期純利益を計上しているにすぎないことをご承知おき願います。今後はあるべき
事業形態を模索しながら、
一般会計からの繰入金額を減少させるように努力されることを期待いたします。
両
事業ともに今後重点的に努力されることを望むものとしては、まず1つ目として、使用料及び
負担金、
分担金の収納対策については自主財源の確保と受益者負担の公平性、公正性を確保するため、引き続き未収分の縮減に努められるようお願いいたします。特に現年度分の収納対策を重点的に強化するなど、滞納初期の適切な対応に努め、新たな未収金の発生防止に取り組まれるようお願いいたします。
2つ目として、過年度滞納繰越分については、時効中断の手続や個別訪問徴収を行うなど、滞納額の縮減に努められるようお願いいたします。不納欠損処分については使用者の実態を十分把握し、できる限りの債権保全策を講じ、法令等を遵守しながら適正かつ厳正に対処されることをお願いいたします。
3つ目として、普及率についてでありますが、公共下水道
事業は57.1%で、前年度と比較して0.1ポイント改善したものの、依然として
令和2年度県内の汚水処理人口普及率平均値63.5%を大きく下回っております。また、農業集落排水
事業は6.6%で前年度と同等ですが、県内の汚水処理人口普及率平均値5.4%を1.2ポイント上回っております。
水洗化率については公共下水道
事業が86.4%で前年度と比較して0.3ポイント、農業集落排水
事業については74.7%と1.3ポイント改善しておりますが、引き続き生活環境の改善や公衆衛生の向上のために未接続家庭への接続促進に努めていただくようお願いいたします。
なお、公共下水道
事業に対しては次の事項についても検証力を高めるなど、二度と発生することのないよう対応願います。
令和2年度の減価償却において、公営企業会計移行に伴い、構築物や機械及び装置の償却期間年数の設定誤り等により減価償却額を過剰に計上し、その過剰となった減価償却を本年度分と相殺し、調整するといった事象が見受けられました。
これらの事象が収益的支出における営業費用に多額の不用額が発生したことや、営業利益、経常利益並びに当年度利益が前年度に比較して大きく改善するなどの影響を与えました。今後は適正な会計管理に努められるようお願いをいたします。
次に、健全化判断比率及び資金不足比率について意見を申し上げます。
審査に当たりましては、
令和3年度決算に基づき算定された実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類について、関係書類との照合及び計数の確認を行うとともに、担当職員の
説明を求めながら総合的に
審査を行いました。その結果、健全化判断比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類はいずれも適正に作成されていることを確認いたしました。
まず初めに、実質赤字比率及び連結実質赤字比率でございますが、いずれも実質収支が黒字であるため、前年度に引き続き当該赤字比率の値は
なしとなりました。
次に、実質公債費比率及び将来負担比率でございますが、いずれも早期健全化基準を下回っており、実質公債費比率は7.1%で、前年度に比べ0.7ポイント改善しており、将来負担比率につきましても15.2%で、前年度に比べ18.1ポイントと大きく改善しております。
しかしながら、実質公債費比率及び将来負担比率の改善要因を分析いたしますと、いずれも国の政策により標準財政規模が増加したことや充当可能基金が増加したことによる特殊的な影響による一過性のものと思われ、今後の推移を注視する必要があると思われます。
最後に、資金不足比率でございますが、いずれの公営企業会計も黒字であるため、前年度に続き当該比率の値は
なしとなり、特に指摘すべき事項はございません。
以上のように健全化判断比率、資金不足比率についていずれも基準内であります。
次に、健全化判断比率対象外項目ではありますが、財政構造の弾力性を判断する指標である経常収支比率は、当市は平成29年度以降90%超えとなっておりましたが、
令和3年度は前年度に比べ7.4ポイント改善され84.5%になりました。しかしながら、
本件についても国の政策による特殊的な影響と見ることもできることから、今後の推移に十分注意しながら健全な財政運営に努められるよう強く要望するものでございます。
以上が
令和3年度
石岡市
一般会計及び特別会計
歳入歳出決算並びに基金の運用状況に関する調書、水道
事業会計決算、公共下水道
事業会計、農業集落排水
事業会計、健全化判断比率及び資金不足比率の
審査結果の概要でございます。
なお、詳細につきましては、タブレットにアップされております
審査意見書のとおりでございますので、後ほどご覧おき願います。
以上、ご
報告申し上げます。どうぞよろしくお願いをいたします。
33
◯議長(
菱沼和幸君) 以上で
報告は終わりました。
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日程第7
請願第13、陳情第11
34
◯議長(
菱沼和幸君) 次に、
日程第7、
請願第13・教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府
予算に係る意見書採択を求める
請願、陳情第11・
石岡市太陽光発電設備
設置事業の手続に関する条例の改正についての陳情の計2件を一括して
議題といたします。
本件はいずれも
今期定例会までに提出され、受理いたしました
請願及び陳情であります。その内容につきましては、お手元に配付いたしましたとおりであります。
本件につきましては、併せて配付いたしました文書表に示すとおり、文教厚生
委員会及び産業建設
委員会に付託いたします。
付託されました文教厚生
委員会及び産業建設
委員会は、
会期予定表に示す日時に
会議を開かれ、9月15日の本
会議に文書をもって
審査の結果を
報告されるよう求めます。
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日程第8 休会の件
35
◯議長(
菱沼和幸君) 次に、
日程第8、休会の件を
議題といたします。
お諮りいたします。明8月31日から9月4日までの5日間は、議事整理のため休会いたしたいと思います。これにご
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
菱沼和幸君) ご
異議なしと認め、さよう決しました。
以上で本日の
議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。
次回は、9月5日、定刻午前10時から
会議を開き、市政一般に関する質問を行います。
お疲れさまでした。
午前11時00分散会
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